お気に入りゲームへの想い




作品名: キングダム ハーツ

ゲーム機種:(SCEI)プレイステーション2

祝!! シリーズ第2弾「キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ」2004年11月11日発売記念☆
ということで、「キングダム ハーツ」シリーズの第一作を取り上げたいと思います。
※今回発売される第2弾は、ゲームボーイアドバンス向けです。

このゲームはスクウェア(現スクウェアエニックス)とディズニーの共同制作のアクションRPGです。2002年3月に発売され、国内約125万本、全世界で400万本売れたそうです。

私の勝手な思い込みでは、アニメのキャラや映画等を題材にしたゲームは大抵ク○ゲーである、というのがあります。GBA向けのドラえもんゲームも興味はありましたが、この法則に従い買わなかったのです(ゲーム内容は全く調べてないのですが・・・)。
しかし! 今回はあのスクウェアが手を出しているではありませんか。プーさんも出るらしい。う〜ん・・・・・・騙されたつもりで買ってみたのが始まりでした。

このゲームでは、自分はソラという少年になります(絵の中央の人物)。ある事件で行方不明になった幼なじみのリク(男の子)とカイリ(女の子)を探す旅に出たソラは、ディズニーキャラのドナルド、グーフィーに出会い、世界を共に旅します。

ゲームの舞台は、このゲームオリジナルの世界と、ディズニーの世界とで構成されていますが、大半はディズニーの世界です。

「不思議の国のアリス」「ヘラクレス」「ターザン」「アラジン」「ピノキオ」「リトル・マーメイド」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「ピーター・パン」「美女と野獣」「プーさんシリーズ」といったディズニー作品が一つ一つの世界となっていて、ソラはその中を旅します。
その他101匹わんちゃんやチップアンドデール、ミッキー、ミニーなど登場人物(動物?)も多彩です。

また、このゲームはディズニーファンとファイナルファンタジー(FF)ファンの両方を考えて制作されたということで、デフォルメされたFFキャラも登場します。FFZのクラウド、エアリス、ユフィ、シド、FF[のスコール、セルフィ、FF]のティーダ、ワッカ、それからモーグリも「クポッ」と登場します。

このゲーム、アクション苦手の私は物語序盤でつまづき、暫く(おそらく1年以上)放置していました。この時点では「やっぱり○ソゲーだった!」と思っていました。
しかしある日、書店で見つけた分厚い攻略本(「キングダム ハーツ アルティマニア」)を思い切って購入し、再チャレンジしたのです。この本のお陰で、私の行く手を長年はばみ続けていた「タル壊し」イベントを数時間でクリアし、取(盗)りうる限りのお宝をゲットし、エンディングまでたどり着くことが出来ました。

各世界では、そのディズニー映画を元に作られたと思われる物語の中を冒険します。
例えば、「アラジン」の世界ではさらわれたジャスミン姫を救うためにアラジンと共に戦い、「リトル・マーメイド」の世界では人間に憧れる人魚アリエルと一緒に魔女に挑みます。また、絵本の中に入り込み、くまのプーさんの居る100エーカーの森で、プーさんやピグレット、ティガーと遊んだりするのです。

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」という作品については、私は殆ど何も知りませんでした。アダムスファミリーみたいなおどろおどろしいキャラもあまり好きではありませんでした。しかしこのゲームのお陰で物語の大筋が分かり、キャラクターもかなり好きになりました。今度「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の続編が映画化されるらしいので、是非観たいと思います。

私はディズニーランドは好きですが、全くディズニー通ではありません。しかし、このゲームをやった後にディズニーランドやディズニーシーに行ってみると、「あ、ここ冒険した」とか、「ここで戦ったんだよなぁ」なんて思えてくるのです(特にシーの方)。
これはとても不思議な感覚で、自分は遊びに来ているのではなく、そこにとけ込みディズニーの登場人物の一人になってしまうのです。

ディズニーキャラクターに対する愛情も湧いてしまいます。だって、アリエルと一緒に美しい海の中を泳いだり、プーさんに「ぼくたち ともだちだよ」なんて言われちゃうんです。トラのティガーは「一緒に あそぼーぜー」なんて喜んで跳ねてくるので、大好きになっちゃいました。
私はどちらかというとディズニーよりもFFに興味があったのでこのゲームを購入したのですが、FFやディズニーを知らなくても十分楽しめると思います。

私は見事ディズニーの策略にはまってしまいました。恐るべしディズニーマジック!
スクウェアと組んでゲーム開発して正解だったのではないでしょうか。だからこそ続編開発したのでしょうね。そうそう、すでに第3弾「キングダム ハーツ2(仮?)」もプレステ2向けに開発しているとどこかで見ました。

ただ、物語の本筋は勇気や友情なのかなぁという感じで、深く掘り下げられているとか、考えさせられる内容では無かったように感じました。あまり難しい内容だと疲れるので、これくらいのも私は好きですが。

絵と音楽はかなり良いです。

まず絵。色づかいはとても鮮やかで暖かい印象を受けます。それにディズニー側から雰囲気を大切にするよう注文があったということで、キャラクターも建物もディズニーアニメらしいなめらかな踊るような線で描かれています。特に、3Dのキャラクターが移動中でもカクカクせずに常になめらかな線で動くのにはちょっと感動しました。

そして音楽。スタート画面のBGMがまず良いです。少し切なくなるような、でもこれから始まる何かを期待させるような、そんな音楽です。そして、ディズニー作品が舞台となっている世界では、各ディズニー作品のテーマ音楽らしきものが流れ、それ以外ではオリジナルの雰囲気を持った音楽が流れます。

極めつけは、エンディングです。宇多田ヒカルの「光」が歌込みで流れ、エンディング映像とともに絶妙のコンビプレーを見せてくれるのです。このゲームをやらなかったら、私は宇多田ヒカルのベストアルバムを買っていなかったことでしょう(他の曲も好きはではありますが)。

終わってみて思うこと。アクションが難しく、また攻略本無しでは先に進むことも出来ないという大問題はありましたが(あくまでも私にとって)、それを差し引いてもこの作品は、夢や気持ちを分けてもらえる大変心に残るものでした。
結論:このゲームは、ク○ゲーではありませんでした!

おまけ:今回はゲームのイメージイラストをちょっとマジメに描いてみました。色づけはPCでやりました。このやり方は初挑戦で、ちょっと苦労しましたが楽しかったです。せっかく描いたので私の自己満足で大きめに載せてしまいました。ゴメンナサイ。

記:2004.11.11

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作品名: ドラゴンクエストV 〜そして伝説へ〜

ゲーム機種:(任天堂)ファミリーコンピュータ

1988年にされました。エニックス(現スクウェアエニックス)の名作ドラゴンクエストシリーズの中で、 私にとって最も思い出深い作品です。

当時は前評判の高いゲームを発売初日に手に入れるのは非常に困難で、もちろんドラクエVも例外ではありませんでした。 友達と一緒に朝5時に西部デパート前に行くと、既に長蛇の列。私たちもその列に加わり、開店を待ちました。途中、これから バードウォッチングに行くという親戚のおじちゃん・おばちゃんに目撃されたのも懐かしい思い出です。

開店後、ゲームをゲット出来た人が居たかどうかも分からないまま完売の知らせを受けた私たちは、諦めきれず 電車に乗っていざ、そごうデパートへ。結局そこでも完売でしたが、次回入荷分の予約をしてなんとか 購入にありつくことが出来ました。

この作品の何が好きか。。。ずばりエンディングでしょう!

ドラクエT、Uのストーリーは、主人公は「伝説の勇者ロト」の子孫で、彼の残した伝説の武具である ロトの剣やロトの鎧を手に入れ魔王に立ち向かいました(確か)。T、Uによってドラクエシリーズ恒例と なっていた「伝説の勇者ロト」ですが、本作品(V)のプレイ中は全く「伝説の勇者ロト」の「で」の字も出てこないのです。 それが本作品で見事最終ボスを倒した後、エンディングでスゴイ事実が待っているのです。

世界に平和をもたらした自分(主人公)は、その栄誉を讃えられ「伝説の勇者ロト」の称号を与えられるのです!

ドラクエ世界の中での時間の流れは、Tの時代の後にUがあったのですが、VはTより前の時代だったのです!!

ドラクエT、Uでいつのまにか自分にとっても英雄となっていた「伝説の勇者ロト」が、実は Vをやり遂げた自分自身だったのです!!!

因みにドラクエTとVに共通して登場する大陸「アレフガルド」には町があります。TよりVが昔だと知ってからだと、 ドラクエTで呪いを解いてくれるおじいさんが、Vでは「いつかそうなりたい」と夢見ているチビッコ少年であることが 分かります。

上手く説明できませんが、当時の私にとってはかなりの衝撃で何とも不思議な気持ちになったものです。

Vのエンディングはそれまで他のゲームでは見たことがないような完成度の高いもので、主人公にロトの称号が 与えられたことが文字のみで静かに表現された後に、エンディング曲「そして伝説へ」とともに、ゲームプレイ中に 立ち寄った町や城などの画像が紹介されるのです。シンプルではあるけれども、ドラクエシリーズT〜Vを 締めくくるに相応しい、厳格で儚く、切ない気持ちに包まれるようなエンディングでした。今でも思い出すと キュンっとなります。

◇エンディングのビデオ録画:
エンディングに感動した私は、後日エンディングのビデオ録画に挑戦したのです。魔王の城に入るところから録画開始。 ところがその時に限って数歩歩くたびに敵が出現し、結局3時間くらいかかってやっとの思いで録画を完了した記憶があります。
あのビデオ、捨ててはいないと思うのですが、今はどこにあるのか・・・。久々に見たいものです。

◇鴻上尚史(こうかみしょうじ)の歌「そして伝説へ・・・」:
本作品発売当時、ラジオのニッポン放送でオールナイトニッポンのDJをしていた鴻上尚史さん(第三舞台主宰)が、 エンディング曲に歌詞をつけて歌っていました。
「唇を〜かーみしめーたー時〜 懐かしい〜歌がきーこーえーるぅ〜 ・・・誰かがーきっと どーこかでー 愛の言葉を〜  ささやくぅー 何もいーらないー 強くなーりたい〜 光かーがやくー 大地をぉー 目指してぇ〜〜〜♪」
ラジオで聴いてとっても気に入ってしまったのですが、お店でCDを見つけることが出来ずに購入できませんでした。
何故予約して買わなかったのか、今でも後悔しています。

◇左上のイラスト:
この絵は本作品発売当時に描いたと思われるものです。ハワイアン柄のノートにシャーペンで書いてあります。 多分ゲームの取説か何かにあったイラストのデザインを真似っこして描いたのではないでしょうか。昔描いた絵を 今見るのは私は結構楽しいのですが、思ったほど残っていないのが残念です。

記:2004.07.21

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作品名: バルーンファイト

ゲーム機種:(任天堂)ファミリーコンピュータ

なつかしのゲーム。

2004年5月21日、GBA(ゲームボーイアドバンス)でファミコンミニ第2弾(10タイトル)のひとつとして復活しました。
2004年2月14日に第1弾でスーパーマリオ等が発売されたとき、 「バルーンファイト」は出ないのかなぁ、なんて思っていたので第2弾のラインナップを 見たときは何だかしみじみとしてしまいました。

確かゲームモードはA、B、Cの三つがあり、それぞれ
◇A・・・1人でプレイ
◇B・・・2人でプレイ
◇C・・・1人でA、Bとは違ったゲームをプレイ
となっていたような気がします。

どのモードも、プレーヤーは風船で空を飛びながら「何か」を達成するのが目標です。 この肝心の「何か」をいまいち覚えていないのですが、恐らく以下のような感じだったのではないかと。
AとBは、プレーヤーと同じように風船で飛んでいる敵と、お互いの風船を割りあいっこする ゲームだったと思います。ちなみに敵というのは鳥で、クチバシを用いて こちらの風船めがけて飛んできます。敵の風船を割った場合に、その鳥が落下したかどうかは 覚えていません。

私のお気に入りは「Cモード」だったことだけはハッキリ覚えています。左上の絵もCモードの画面のつもりです。
内容は、右にスクロールしていく背景の前で、ただひたすら風船で飛び続けるというものでした。長く飛び続けることが ゲームの目的です。途中に敵は出なかったと思いますが(好きなわりにはうろ覚え)、 障害物があったりしてそう簡単ではないのです。
当時はこの、延々と続く忍耐との戦いに熱中したものです。あの頃の忍耐はどこへやら・・・。

ところで、こんな私はまだGBA用に発売されたファミコンミニ「バルーンファイト」を購入していません。 myバブリー時代が過ぎ去った今、2,000円をつぎ込むことに躊躇している次第です。

おまけ:Bモードには気をつけろ!
友達と2人でプレイする場合、間違って友達の風船を割ってしまうと友情にヒビが入りかねません。 どうしても2人で遊びたい場合、一つの手段として勝手に特別ルールを設立することが挙げられます。
    特別ルール→対戦型バトル 生き残るのはどっち!???
通常なら友達と力を合わせて敵を倒して遊ぶところですが、このルールでは友達を倒すことを 目的とします。通常の「敵」は「敵」ではなく、時には味方にもなる、ただの障害物です。 何面クリアとか一切関係ありません。例え1面クリアを成さずとも、相手を倒せば勝ちです。
このルールなら、初めから友達の風船を割ることが目的なので、普通に遊んだときのような 問題は生じません。その他の責任は負いかねますが、自分が大きくなってからこのルールのもと、 ゲーセンで「マリオブラザーズ」をプレイした時は非常に楽しかったです。

記:2004.06.12

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